GLOSSARY用語集

波及事故

はきゅうじこ

解説:

電気を取り扱う業界において「事故」は非常に怖いものですが、そのなかでも「波及事故」は非常に大きな意味を持ちます。

波及事故とは、事故(高圧受変電設備など)が起きたとき、それを原因として、配電線が停止され、同じ電線から受電しているビルなどもまた停電する事故を指す言葉です。

ひとつの事故が原因となって、まったく不備がなかったほかのところにまでトラブルが起きてしまう波及事故は、甚大な被害をもたらします。

その影響が公共の交通機関などに及んだ場合、交通網が(一時的にせよ)絶たれることになりますし、損害賠償責任を負わなければならないこともあります。影響が大きければ大きいほど損害賠償金も高くなる傾向にあり、事故を起こしてしまった方にも、また波及事故の被害者となった方にも大きな痛手となります。

波及事故を防ぐためには、
  • 地絡遮断器などに代表される保護装置の設置
  • 古く劣化した機器の取り換え
  • 信頼のおける機器の採用
などの対策が重要です。
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