GLOSSARY用語集

短絡電流

たんらくでんりゅう

解説:

短絡電流とはその名の通り、短絡が生じた際に流れる電流のことです。短絡(ショート)は、電線などの絶縁不良によって電流が負荷を経由せず、電線から電線へ瞬時かつ大きな値で直接流れることを指します。

短絡(ショート)によって大きな電流が流れている場合、電気機器や配線に異常な発熱が生じます。機器・配線の焼損のみならず、電気火災につながる可能性があるため非常に危険です。そのため、短絡電流から電気回路を保護するため、異常が生じた際に回路を遮断する必要があります。

短絡電流からの保護としては、遮断器やヒューズによるものが挙げられます。遮断器の場合、過電流継電器によって過負荷・短絡が生じた際に高圧遮断器に信号を送り、事故系統を回路から切り離します。限流ヒューズによる遮断の場合に関しては、短絡電流が最大化する前に溶断して電路を遮断し、事故系統を回路から切り離すのが特徴です。

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