GLOSSARY用語集
軽油
けいゆ
解説:
軽油とは、原油を分留して取り出す分留される石油製品です。沸点は170~370℃で灯油と重油の間に留出します。
軽油の主な用途
- トラック、バス等の自動車用ディーゼルエンジン用燃料
- 農業・建設機械のディーゼルエンジン用燃料
- ボイラー等の加熱用燃料
- その他発電
JIS規格(JIS K 2204)によると、軽油は一定の条件で流動しなくなる温度である流動点をもとに5種類に分類されています。また、冬は凍りにくく、夏は熱くなりすぎないようにと季節ごとに使われる軽油の種類が異なります。
軽油の種類(流動点)
- 特1号(+5℃以下)夏期用の灯油
- 1号(-2.5℃以下)夏期用の灯油
- 2号(-7.5℃以下)
- 3号(-20℃以下)冬期用の灯油
- 特3号(-30℃以下)冬期用の灯油
軽油はディーゼルエンジンの燃料に使われますが、沸点範囲が約170~370℃なのに対してガソリンの沸点範囲は約30~200℃と全く性質が異なります。万一誤ってガソリン車に軽油を入れるなど油種を取り違えた場合には、エンジンをかける前にガソリンスタンドのスタッフや整備業者に相談をしましょう。
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