GLOSSARY用語集
インバータ
いんばーた
解説:
「インバータ」は、「インバーター」とも記されることがあります(ここでは「インバータ」に統一します)。
「インバータ」は複数の意味を持っています、インバータの元々の意味は、「直流の電流を交流の電流に帰るための回路」でした。これは特に「インバータ回路」と呼ばれます。
ただ同時に、エアコンなどにおける「インバータ装置」を指す場合もあります。
インバータ装置とは、「ファンなどを調整するための機能」と考えると分かりやすいでしょう。
たとえば、冷房を入れたとき、運転を開始した直後はファンが全力で回転して部屋を涼しくさせようとします。そして設定温度に近づいたら、ファンが自動で速度を落とし、緩やかに回り続けます。
もしインバータ装置がないと、「部屋を冷やしきるまでファンが勢いよく回り続け、冷えすぎたら一度運転が終了し、また室温が高くなったら急激に回転する」といったやり方をとらなければならなくなります。
ここからはインバータ装置の仕組みを解説します。インバータ装置とはコンバータ回路・コンデンサ・インバータ回路の3つから成り立っています。コンバータ回路では電源からの交流電流を扱いやすい直流電流に変換します。コンデンサでは電圧を一定に保つ役割を果たします。インバータ回路で直流を任意の周波数や電圧の交流に変えます。これにより、モーターの回転を柔軟に変更でき、さきほどの例のようにファンの速度を調整することができます。
インバータ(装置)があることで、無駄に電力を消費することなく、省エネで動かすことができるわけです。
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