GLOSSARY用語集
コージェネレーション
こーじぇねれーしょん
解説:
コージェネレーション(コージェネ)とは、石油や液化天然ガスを燃料として発電した際の廃熱も回収して無駄なく利用するシステムのことです。海外では「Combined Heat & Power」・「Cogeneration」と呼ばれることもあり、共同・共通の意味を持つ「コ―(CO)」という単語が使われています。
コージェネレーションシステムの発電燃料には、天然ガスや石油、バイオマスなどが用いられます。電気を生み出す発電装置は、ガスタービンやガスエンジン、蒸気エンジンやディーゼルエンジンなどさまざまです。
コージェネレーションシステムは、高い総合エネルギー効率を実現できます。発電時に排出される熱の約6割は廃熱となりますが、コージェネの場合は回収した廃熱を工場の熱源や冷暖房、給湯器などに利用可能です。効率的にエネルギーを利用できるため、一次エネルギーの削減・CO2(二酸化炭素)排出削減の効果も期待できます。
経済産業省の試算では、2030年までに700億kWhにあたるコージェネレーションが導入されると見込まれています。今後も導入が見込まれるシステムなので、情報を調べてみるのもよいでしょう。
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