GLOSSARY用語集
デマンドレスポンス
でまんどれすぽんす
解説:
デマンドレスポンス(DR)とは、消費者の需要量に応じて電力の供給量をあわせる手法のことです。電気の安定供給には、電気の供給と需要のバランスが整っていなければなりませんが、どちらかの量が一致していなければ電気の品質が乱れます。デマンドレスポンスは、電気の品質の課題解決に向けて電力消費者が電力使用量をコントロールし、需要と供給のバランスを取ります。
デマンドレスポンスは、需要制御のパタンによって「上げDR」と「下げDR」にわかれます。それぞれの違いは以下の通りです。
- 上げDR:電気の需要量を増やすこと。蓄電池を充電したり再生可能エネルギーの過剰な出力分をほかの電気機器を稼働して消費したりする
- 下げDR:電気の需要量を減らすこと。電気の需要がピークを迎えたタイミングで、電気機器の出力を落として需要・供給のバランスを図る
デマンドレスポンスは、日本全体でみた場合に発電のための燃料調達コストを抑えられるのがメリットです。電気を賢く使う際に有効な取り組みといえるでしょう。
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