GLOSSARY用語集
ヒートポンプ
ひーとぽんぷ
解説:
ヒートポンプとは、空気中の熱や地中の熱、河川の水熱などを集めて移動させるシステムのことです。熱を運ぶための動力分の電力で済むため、少しの電力で大きな熱を利用できるメリットを持つ技術といえます。
ヒートポンプでは、気体が持つ「圧縮すると温度が上昇し、膨張すると温度が減少する」性質を活用しています。まず、ヒートポンプが空気中の熱などを吸い込んで電気の力で圧縮することで高温の熱に変わります。その後、高温の熱を暖房や給湯などで利用することで効率よく熱エネルギーを循環できるというわけです。冷房時に関しては、室内の熱が取り込まれることで室温が下がります。
ヒートポンプ技術は、エアコンや冷蔵庫、洗濯機や温水床暖房パネルなど、さまざまなものに活用されています。工場や農場、ビルや病院などの大規模施設にも普及しており、身近なエコ技術として活躍しているのです。
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