GLOSSARY用語集
一次エネルギー消費量
いちじえねるぎーしょうひりょう
解説:
「一次エネルギー消費量」とは、建築物の利用するエネルギー消費にまつわる考え方です。「その建物を利用するときに、どれくらいの直接的なエネルギーが使われているか」を表す数字であり、住宅・非住宅、いずれでもこの指標が適応されます。たとえば住宅であるのなら冷暖房や給湯、照明を合計したもので算出されますし、非住宅の場合は空調調和設備や換気設備、エレベーターなどの移動に使う機械などのエネルギー量を合計したもので求められます。ただし実際には、「消費したエネルギー量」から、「太陽光発電装置などで得られた電力を引いた数字」が最終的な一次エネルギー消費量となります。
この一次エネルギー消費量が小さければ小さいほど、その建物は省エネの建物であるといえます。
なおこの一次エネルギー消費量の基準値は、一定ではありません。たとえば温暖で過ごしやすい地域と、寒冷地の場合は当然暖房器具の使用頻度も異なります。このため基準値はこれを考慮して決められます。
一次エネルギー消費量は、1年間あたりのエネルギー量で算出されます。
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