GLOSSARY用語集
会計検査
かいけいけんさ
解説:
会計検査とは、三権分立の対象である国会、内閣、裁判所から、さらに独立した憲法上の機関です。国や国が補助金その他の財政援助をしている団体の会計に不正がないかを検査し、会計経理が正しく行われるように監督する役割があります。
会計監査員の検査対象- 国のすべての分野の会計
- 政府関係機関など国が出資している団体の会計
- 都道府県、市町村、各種法人など
- 住宅ローンの控除額(2020年時点で運用されている制度の場合、借入残高の1%が所得税から控除される)が低金利時代に合わない
令和元年度決算検査報告で指摘した事項は248件あり、指摘金額は297億2,193万円に上ります。補助金や交付金の過大など、各々の指摘事項は会計検査院のホームページで公開されています。
検査は社会経済や財政の現状などを踏まえて多角的な視点から判断されています。書面検査と実地検査があり、特に重点が置かれているのは以下の分野です。
- 社会保障
- 教育および科学技術
- 公共事業
- 防衛
- 農林水産業
- 環境およびエネルギー
- 経済協力
- 中小企業
- 情報通信(IT)
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