GLOSSARY用語集

廃熱回収

はいねつかいしゅう

解説:

「リサイクル」という概念が注目されるようになってから、もう長い時間が経ちました。そしてこのリサイクルの考え方は、エネルギーの分野にも及んでいます(ただし、エネルギーの分野では広く昔から使われてきた手法ではあります)。

そのなかのひとつとして、「廃熱回収」があります。

廃熱回収とは、「本来ならば有効活用されることなく捨てられてしまう熱エネルギーを再利用する」という考え方です。

廃熱回収によってエネルギーコストやCO2排出量をカットすることができます。なお、しばしば廃熱回収は「排熱回収」と記されることがありますが、「排熱」とは「排出されている熱」を指すため、リサイクルの意味合いが強い廃熱回収とは区別した方がよい、と考える向きもあります。

この廃熱回収を利用したものとして、「ボイラー」があります。ホイラーの節炭器がその代表例です。排気ガスを利用して給水余熱を行うというもので、廃熱回収を採用したことで、熱効率がアップしたとされています。

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