GLOSSARY用語集
概算要求
がいさんようきゅう
解説:
概算要求とは、各省庁が来年度必要となる経費を見積り、外務省を経由して国に要求をすることです。
国は、4月1日~翌年3月31日の会計年度について予算(本予算)を立て、必要に応じ補正予算や暫定予算を組んでいます。
国の予算を決める際は、事前に各府省庁が来年度の政策を実施する際に必要な経費を見積もった「概算要求書」を前年度の8月末までに外務省に提出するところから始まります。
各府省庁が概算要求書を出す際は、事前に財務省がまとめて閣議の了解を得た「概算要求基準」を目安にします。「概算要求基準」では、国の需要施策や費用の割り振り方針などが明示されていて、各省庁の不必要な歳出の抑制にもつながります。
「概算要求書」が出そろった9月以降になると、外務省は概算(政府原案)を作成します。
概算(政府原案)の内容- 歳入
- 歳出
- 継続費
- 繰越明許費及び国庫債務負担行為の見積書 など
概算(政府原案)は各省庁へ原案を内示されたのちに内閣で決定されると概算となります。
令和3年度の場合、一般会計概算要求・要望は、総額が1,034,886億円だったのに対して、令和3年度一般会計の概算額は、総額が 1,066,097億円と増加しています。
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