GLOSSARY用語集

輻射空調

ふくしゃくうちょう

解説:

「空調」というと、「風を使って行われるもの」という認識を持つ人が多いことでしょう。
しかし輻射空調は、非常に独特の形態をとる空調システムです。

輻射空調では、天井部分に冷水や温水を流します。そして、人間の体の温度よりも低い輻射面を作り上げ、それによって部屋を冷やしたり温めたりします。このため、輻射空調の場合は「急激な部屋の温度変化」が起こりにくいという特徴があります。部屋の上部と下部でも温度変化が起こりにくく、ゆっくりじんわりと部屋を整えていくことができます。

部屋のなかに不快な気流が起きるリスクも軽減できます。このため、輻射空調は従来型の空調システムよりも健康に良いと考えられています。

輻射空調の特徴は、空調に配慮が求められる高齢者施設や図書館などでよく用いられます。ただ輻射空調は、その特徴上、熱が非常に多く生じる場所(機械室など)や、天上が高い場所(コンサートホールなど)では使用が難しいという欠点もあります。

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