GLOSSARY用語集

避雷針

ひらいしん

解説:

避雷針とは、雷から建物や人間を守るために作られたものです。今から270年ほども前の1750年ごろに、ベンジャミン・フランクリン(アメリカ)が開発したものであり、現在もこの原理で作られた避雷針は現役で活動されています。

雷が落ちる前には、ステップリーダと呼ばれる先駆放電がみられます。この先駆放電に対して、お迎え放電(ストリーマ)と呼ばれる放電がつながったとき、この2つの経路をたどるように落雷が起きます。お迎え放電はプラス電荷を持っており、地表側から空側に向かって起こる放電をいいます。

避雷針は、お迎え放電を金属棒の先端から出すことで、落雷が落ちる位置を定め、避雷針に落ちるようにしているのです。

なお、現在は「そもそも落雷を生じさせない避雷針」も開発しています。2003年に開発されたこれは現在注目を集めていますが、まだ100パーセント完全なものとはいえません。ただ今後も避雷針に関する研究は進んでいくものと思われます。

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