GLOSSARY用語集
防災・減災
ぼうさい・げんさい
解説:
「防災」とは、文字通り、「災害を防ぐこと」をいいます。災害による被害を起こさせないようにするためのものであり、それに対して防御することを前提とした考え方です。また、災害そのものを防ぐための取り組みをしたり、災害が起きても被害が0で済むようにするために対策したりすることをいいます。
対して、「減災」の場合は災害が起きることやその災害によって被害が生じることを前提としたうえで、その被害を最小限に抑えることを目的とします。「災害や、災害による被害を0にすること」が防災の理念だとするなら、減災は「災害による被害を、100から20にすること」を理念とします。
かつての日本では、災害対策といえば「防災」が一般的でした。もちろんこれは重要な概念です。ただ現在は、防災だけではなく、減災にも取り組むべきだと考えられるようになりました。両方の対策を講じることで、災害による被害を可能な限り抑えることができるようになるのです。
なお、減災対策として、「備蓄品の管理」「安全な避難経路の確認」などがあります。
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