GLOSSARY用語集

「電気保安法人」は、「電気保安協会」を代表とした電気保安関係の業務を事業者に変わって行う法人です。

電気事業法により、自家用電気工作物の保守・管理のために専門の知識をもった電気主任技術者の選任が義務付けられています。マンションやビルなど、現実的に見て電気主任技術者などを選任するのが難しい・できない法人などが、自家用電気工作物の電気保安を委託する先だと考えてください。

このため、マンション・ビルなどのキュービクルを設置する際には、該当企業が契約している電気保安法人に連絡をとり、電源の取得や保守について相談を行う必要があります。

このように電気保安法人は、「外部委託承認制度」とも深く関わるものです。（一定の条件を満たし許可を得たうえでならば）自分たちの施設で電気主任技術者確保しなくても電気保安法人を使えば管理ができるわけです。なお、外部委託承認制度についてはこちらをどうぞ。

ちなみに余談ではありますが、この電気保安法人は、「現役からは退いたけれども、電験三種（以上）の資格を持っている」という人たちがよく所属しています。