GLOSSARY用語集
FIT
ふぃっと
解説:
太陽光発電を理解するうえで、「FIT」は非常に重要な意味を持つ言葉だといえます。
FITとは、「Feed-in-tariff」の略称であり、「固定価格買取制度」と略されるものです。
ドイツで1991年に導入されたのを皮切りに世界各国で取り入れられ、日本でも2012年にFITが施行されることになりました。
(2009年11月より、FITの前身となる「余剰電力買取制度」がスタート)
「FITは、「再生可能エネルギー」を広く普及させることを目的とした制度で、太陽光発電に代表される、地球を汚さないクリーンで無尽蔵なエネルギーの使用を広げようと設けられたものです。
このFITは、「再生可能エネルギーを作り出した場合、その買取価格を10年~20年(種類と規模によって異なる)の期間にわたって、政府が定めた一定の価格に維持することを約束する」という固定価格買取を政府が保証するもので、固定買取期間は、10kW未満の場合は10年、10kW以上の場合は20年です。
売電価格は年々下がっていっていますが、2015年に10kW未満の太陽光発電装置を導入した場合、2025年までは2015年の買取価格が維持されるというわけです。
FITは2009年11月からスタートしていますので、10kW未満の太陽光発電を当時よりスタートしていた場合は、10年経過した2019年11月以降に順次固定価格買取が満了していき、電力会社との個別の売電価格の契約に移行することになります。その状況を「卒FIT」と呼びます。
FIT自体は、2017年4月のFIT法改正を経て、今でも存続しています。
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