GLOSSARY用語集
PAS
ぴーえーえす
解説:
「PAS」は、「Pole Air Switch」の略称です。英語で読むと少しわかりにくいのですが、日本語に直すと「負荷開閉器」となります。また、「気中負荷開閉器」と訳されることもあります。ここでは「PAS(負荷開閉器)」と表記して解説していきます。
受電点におけるPAS(負荷開閉器)は、トラブルが起きた際に、波及事故(周辺にまで広がる事故のこと)によって周りまで停電することを防止するために使われているものです。
現在ではほとんどすべての事業場が、このPAS(負荷開閉器)を利用しています。PAS(負荷開閉器)を設置しておくと、電気設備に故障が起きた場合の事故電流を検知することができます。そしてその検知を受けて回路を解放することで、周囲にまで(長時間に及ぶ)停電を起こさないようにすることができます。
現在でこそこのPAS(負荷開閉器)をほぼすべての事業場が取り入れていますが、逆に、波及事故を起こしてしまったもののうちの6割程度がPAS(負荷開閉器)を設置していなかったという統計結果があります。
またPAS(負荷開閉器)が取り入れられるようになってから30年以上が経つ現在では、「たしかにPAS(負荷開閉器)を設置しているけれど、老朽化している」という問題も出ています。そのため事業者は、PAS(負荷開閉器)を設置するように動く必要があるとともに、Pすでに取り付けられているPAS(負荷開閉器)のチェックを行うことも求められます。
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