キュービクル(高圧受電設備)保安点検・メンテナンス
キュービクル保安点検
キュービクル(高圧受電設備)保安点検とは電気事故を未然に防ぐために定期的にキュービクル内部の動作や外観の異常を確認することです。キュービクルの点検は毎月、もしくは隔月の点検と年次点検の2つが法令で定められています。
毎月、もしくは隔月の点検の頻度の違いはキュービクルに絶縁監視装置が付けられているかいないかによります。絶縁監視装置で常時監視をすることにより、安全性が高まるため、隔月の点検が認められることになります。
一方、年次点検では電気を停止させた上で、精密な点検を行います。
キュービクルの保安点検を怠った場合、キュービクルの不良状態に気づかずに思わぬ電気事故が発生してしまう可能性があります。例えば、キュービクルは高圧電気を扱う設備のため、劣化による漏電が起きてしまった場合、感電や施設の火災の発生が懸念されます。また、キュービクルの故障により停電が発生してしまうと、波及事故につながる恐れがあります。こうした電気事故を防ぐべく、設置者はキュービクルを良好状態で維持をするために、計画的な保安点検を行うことが大切です。
エスコは2007年から、社内に電気主任技術者を有して、電気保安法人として活動しております。
また、後述のように日本電気設備保安協会(JHK)を組織化し、多くの技術者と連携体制を築いています。
弊社キュービクル保安点検・メンテナンスサービスの6つの魅力
ATTRACTION
弊社では、定期点検の実施に加え、24時間監視システム、報告書おまとめサービスなどの安心・安全なサービスを低価格にてお客様にご提供しており、右図の理由等から多くのお客様にお選びいただいております。
報告書おまとめサービスとは
お客様が複数事業場でエスコのキュービクル保安点検サービスを導入される場合に、複数事業場の点検結果をまとめ、安全な管理のための指摘事項を分かりやすくお客様に報告しております。
このサービスをご提供することにより、キュービクルの適切な管理へのご理解が深まり、計画的な更新等が実施し易いという理由から、多くのお客様からご好評をいただいております。
日本電気設備保安協会(JHK)
日本電気設備保安協会(JHK)とは、関東を中心に電検3種(第3種電気主任技術者)以上の国家資格を取得して、実務経験を5年以上有することで、主任技術者としてビルや工場の電気設備等の保守管理ができる電気技術者が加盟する組織で、弊社が情報提供や業務支援を行うことで、従来の個人技術者のキュービクル保安点検よりも高い安全性と技術水準を維持し、高品質のサービス提供を行っている経験豊富なプロの技術者組織です。
弊社は、自社の社員である主任技術者に加え、関東ではJHKと、その他地方では各地の電気保安法人や有資格技術者と連携し、多くの保安点検サービスを提供しています。
キュービクル(高圧受電設備)
改修・更新工事
REPAIR
弊社では、定期点検で指摘された内容を報告し、お客様が電気事故(波及事故)を起こすことのないよう、具体的な改修計画のアドバイスを致します。また、改修・更新工事も弊社で一貫して行っております。
従来のキュービクル保安点検の場合、定期点検の際に指摘された内容を報告し、その内容をもとにお客様が電気工事店へ改修工事を依頼されるケースがほとんどですが、弊社であれば、点検から改修工事までワンストップでの対応が可能です。
平成31年度「電力需要の低減に資する設備投資支援事業費補助金」では、キュービクルの更新において変圧器が補助金の対象となり、109件の採択事例がございました。令和2年度においても、同等の補助事業が実施されます。
また、省エネ性能の高い変圧器へ更新することにより電力の変換ロスが抑えられるため、大幅な省エネルギーを実現することができます。
24時間監視システムによる
万全のキュービクル保安管理
REPAIR
従来のキュービクル保安点検では、月次点検、年次点検と一定期間毎に電気主任技術者が訪問し、キュービクルの点検・測定を行い、その結果を報告しています。しかし、それだけでは設備に何か不具合が生じた場合にすぐに発見することができず、漏電による火災事故などが起こる可能性があります。弊社では、定期点検に加えて24時間の監視システムを導入することにより、お客様に安心してキュービクル を設置いただけるよう万全な管理体制をご用意しております。
通常のキュービクル法令点検に加えて、24時間監視システムによってキュービクルの絶縁監視、停電監視を常に監視しています。万が一の事故にも迅速に対応することができます。さらに、オプションとして電力会社の基本料金計算の決定根拠となる数値を確認するためのデマンド監視装置を導入することで、電気の「見える化」による高圧電力の基本料金を削減することが可能となります。
太陽光発電キュービクル保安点検
SOLAR POWER
2012年7月に施行された、再生可能エネルギーで発電した電気をすべて電力会社(小売り電気事業者)が買い取る固定価格買取制度(FIT)により家庭用、産業用ともに太陽光発電所は急増してまいりましたが、容量が50kW以上の大規模の太陽光発電は「高圧連系」に分類され、新たにキュービクルの設置が必要となります。弊社では、これらの高圧連係に対応した太陽光発電キュービクルの保安点検をご提供いたします。
キュービクルの保安点検項目
外観点検
- ・キュービクルや区分開閉器の異音、異臭、損傷、汚損等の有無
- ・機械器具、配線の取付け状態及び加熱の有無
- ・接地線等の保安装置の取付け状態
- ・絶縁抵抗測定/接地抵抗測定/単独運転検出機能の確認
/指示計器の状態
太陽光発電キュービクルの保安点検業務のみならず、太陽電池アレイ、接続箱、パワーコンディショナーなどの法令点検や故障発生時の駆けつけ、パネル洗浄、除草など追加のメンテナンスサービスも拡充し、これまでキュービクル保安点検で培ってきた豊富な経験とノウハウを活かして、安心で質の高い太陽光発電保安・保守(O&M)サービスをご提供いたします。
豊富な保安点検実績
RESULT
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- 総受電容量8,700kVA(20施設合計)
- コスト削減率 18%
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- 総受電容量1,500kVA(13店舗合計)
- コスト削減率 15%
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- 受電容量2,000kVA(客室数300室)
- コスト削減率 9%
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- 受電容量300kVA(総戸数100戸)
- コスト削減率 22%
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- 総受電容量3,800kVA(35店舗合計)
- コスト削減率 30%
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- 総受電容量20,000kVA(40店舗合計)
- コスト削減率 18%
キュービクル(高圧受電設備)
保安点検導入までの流れ
STEP01 | 弊社へのお問い合わせ | 様々なご質問ご要望にお応えします。 |
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STEP02 | 情報のご開示 | 現在の電気主任技術者による点検報告書のコピーをお手元にご用意ください。 |
STEP03 | 弊社による 試算・提案 |
記載されているキュービクルの容量等の情報からお見積りを作成いたします。 |
STEP04 | ご契約 | 産業保安監督部への申請書類手続きをいたします。 |
STEP05 | システムの導入 | 24時間監視システムの設置をいたします。 |
STEP06 | 点検開始 | 担当の電気主任技術者がお伺いいたします。 |
キュービクルコラム
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