2025.01.21
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- 省エネ
2024.07.16
電気代がどんどん値上がりしていますね。
電気代高騰の背景には、燃料の調達コストが影響しており、今後もこの流れは続くだろうと考えられます。そんな中で電気代のコスト削減方法の一つとして電力会社の乗り換えは効果的です。
この記事では電力会社の乗り換え(切り替え)のメリットとデメリット、また実際に乗り換える場合のステップについて解説します。
2016年4月から電力自由化が実施され、一般家庭も含めて電力会社を自由に選べるようになりました。それ以前は、電気は地域ごとに指定された電力会社10社(北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中部電力、 関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力)からしか購入できませんでした。
その理由は、電気をインフラとして安定的に供給する必要があったためです。
独占的に販売するということは、競争相手がいないため価格競争が起こらないということです。競争するためのリソースを電気の安定供給に注ぎ、電気は私たちの生活を支えてくれるようになりました。
しかし現在において、インフラとしての電気は整備されています。そのため、消費者自身が、自分に合った電力会社を選択できるようにしたのが、この電力自由化でした。
自由化後は多くの新電力が市場に参入し、さまざまな料金プランやサービスが提供されるようになりました。自分のライフスタイルや使用状況に応じた最適な電力会社を選ぶことが可能になったのです。
電力会社を自由に乗り換えるうえで、メリットは大きく下記の3つが挙げられます。
メリット1 コスト削減
メリット2 自社にマッチしたプランを選べる
メリット3 支払先をまとめられる
それぞれについて解説していきましょう。
電力自由化による大きなメリットは電気代の削減ではないでしょうか。
これまで固定化されていた市場が開放され、自由に競争ができるようになりました。
その結果、利用者側は「選ぶ」ことができ、販売する側は、「選ばれる」ためにさまざまな工夫をするようになります。
健全な競争原理が働くことで、サービスがどんどん改善されることが期待できるようになるのです。
新電力会社が増加したことにともない、プランも多様化しています。
一般家庭の場合は、電気使用量が少ない家庭向けプランや、夜間の電気使用量が多い一人暮らし向けプランなど、さまざまな選択肢がありますが、法人の場合でも同様です。
自社の電気使用量に合わせて最適なプランを選択することで電気料金の節約を実現することが可能です。
また、再生可能エネルギーを中心に提供するエコプランも注目されています。 太陽光、風力、水力などのクリーンエネルギーを使うことで、二酸化炭素の排出を減らせ、地球温暖化対策に貢献できます。
再生可能エネルギーを活用したプランを利用することは、企業イメージに影響を与えることでしょう。
電気代の削減なのか、CO2排出量・排出係数の削減なのか、自社が重視したい課題に応じて、電力会社やプランを選ぶことが出来るのです。
企業の価値観に合う電力会社を選ぶことは、コスト削減だけではなく、非常に重要なポイントではないでしょうか。
法人にとって、実は大きな利点として、支払先をまとめられる、という点が挙げられます。
例えば、これまでは東京電力エリア・関西電力エリア・中部電力エリアなどとエリアをまたがって自社の工場や事務所・施設などがあった場合、それぞれの電力会社に電気料金を支払う必要がありました。
しかし、新電力であれば支払先のエリアを分ける必要はありません。
複数に分かれていた請求書がひとつにまとめられると経理や事務にとっての負担は軽減されるでしょう。
電力会社を乗り換えることでメリットもある一方、デメリットやリスクもあります。では、どんな点に気を付けなくてはいけないのでしょうか。
デメリットとして、下記の点に注意しましょう。
デメリット1 合わないプランだと電気料金が高くなるかも
デメリット2 電力会社が撤退してしまう可能性もある
デメリット3 解約時の違約金が発生するケースもある
自社の使用状況に合わない電気料金プランの場合、逆に電気料金が高くなってしまう可能性があります。
新電力会社が出しているプランは、「昼に安く設定して、夜は高くする」などのように条件によっては料金が高くなることもあります。
また、基本料金は安いが単価が高い、追加で何かを購入しないと安くはならない…、などプランによってさまざまな条件があります。
自社がどのような電気の使い方をしているのかは事前に確認しておくことが非常に重要です。
株式会社エスコでは、どのような電気の使い方をしているのかをしっかり調べてから、もっとも適したプランをご提案させていただきます。
詳しくは、新電力サービスについてをご覧ください。
2024年3月の帝国データバンクの調査によると、新電力会社が撤退、もしくは倒産・廃業した電力会社が119社に上ることが分かりました。
この数値は、2021年4月時点に登録があった全706社のうち2割弱を占めています。
出典:帝国データバンク(「新電力会社」撤退・倒産企業数推移)
撤退・倒産という決断の背景には、エネルギー価格が不安定で安定供給が困難と判断した企業や、親会社の方針で事業合併・事業移管などが発生したケースなどがあります。
使っている電力会社が倒産・撤退した場合、契約は廃止されてしまいます。しかし、すぐに電気が使えなくならないように調整をおこない、事前連絡なしに電気が使えなくなることはありません。
しかし無契約状態が続けば電気は使えなくなるため、なるべく早く新しい電力会社に切り替える必要があります。
こういった倒産・撤退というニュースを聞くと、新電力に不安に思われる方もいらっしゃることでしょう。
電力会社を選択する際には、その電力会社がどのように電気を仕入れているのかを確認するとともに、各社を比較検討することをおすすめします。
株式会社エスコでは、お客様のご状況にあわせて、各新電力会社から見積をとり、最適なプランをご提案いたします。電気のスペシャリストとしてのノウハウと2万5千社以上の豊富な実績で、お客様の電力使用状況、負荷率などを分析し、最適な新電力プランの導入までサポートいたします。
プランによっては、契約期間や解約可能な月が決められており、解約時に違約金が発生する場合があります。
特に以下の点には注意をしましょう。
「こんなはずじゃなかった!」ということにならないよう、契約の段階から、新電力会社に上記の点を確認するようにしましょう。
電力会社の乗り換えを考えているけれど、どこから始めればいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。電力会社を乗り換えるためのステップを解説します。
最初に重要なポイントは、自社の電力使用パターンを把握することです。 自社が何時ごろにどのくらい電力を使っているのか、またいつがピークで、逆にまったく使っていないのはいつなのか、を知れば、自社にマッチするプランを選定することが出来ます。
また、あわせて自社にとって重要視したいポイントは何かも決めましょう。 コスト削減を最優先にするのか、CO2削減を重要視するのかによって選ぶプランも変わってきます。
弊社では、いつ、どのくらい電気を使っており、またどのようにすれば省エネ、CO2排出ができるのかを調べることが可能です。
自社の電力使用パターンを把握したら、それに合わせて、自社にマッチするプランを比較検討します。
しかし、数百社の中から、マッチするプランを比較検討するのは…という方は、ぜひ弊社にご相談ください。
電気のスペシャリストとして、2万5千社を超える豊富な実績をもつ弊社が、もっとも御社に適したプランをご提案させていただきます。
次に、現在契約している電力会社の電気料金と新しいプランを比較しましょう。
電気料金は、大きく基本料金と料金単価に分けられます。
手元に現在の電気料金明細を用意し、実際に乗り換えた場合をシミュレーションしてみましょう。
新電力会社に明細の情報を伝えれば、現在と比較してどのくらいコスト削減になるのか、またCO2排出削減になるのか、を出してくれるでしょう。
またその際、電気料金だけではなく条件や解約時の注意事項など不明な点はすべて確認するようにしましょう。
比較検討の結果、乗り換え先の電力会社が決まったら、実際に申込みを行います。多くの電力会社はオンラインで簡単に申込みができ、手続きもスムーズです。申込みを円滑に進めるために、以下の情報を事前に準備するとよいでしょう。
申込みが完了すると、新しい電力会社から手続き完了や供給開始の通知が届きます。
そして、新しい電力会社による電気の供給がスタートします。
乗り換え手続きが完了したら、次の点に注意してください。
最初の請求書の確認:新しい料金プランが正しく反映されているかを確認しましょう。特に料金プランが誤っていないか確認しましょう。
顧客サポートの活用:疑問や問題が生じた場合は、すぐに新しい電力会社のサポートに連絡しましょう。
電力自由化により、私たちは多くの選択肢を手に入れることが出来ました。 この選択できる権利を最大限に活用し、自社の望む未来を手に入れましょう。
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